水槽と家具

レインボーフィッシュのメスは、オスのサイズで産卵する量を変えるらしい 【生物学】

Posted on: 4月 20, 2010

最新のBehavioral Ecology に興味をひかれる論文が載ってた。
レインボーフィッシュを材料にした行動の論文を初めて見つけた。

dwarf_rainbow

研究に使われたのとは別種だけど、うちの水槽にいる同属のネオンドワーフレインボー(Melanotaenia praecox)、この属はオスの二次性徴として体高が増し、鰭に鮮やかな赤系の発色が生じる。

 

Females increase egg deposition in favor of large males in the rainbowfish, Melanotaenia australis 

(レインボーフィッシュのMelanotaenia australis は、メスは大きいオスが相手のとき
産卵量を増やす)

最新記事で全文ダウンロードできなったのでまだアブストしか読めてない。

オーストラリアのEvansらによるこの研究は、メスが資源投資をどのようにコントロールしているか、を焦点にした研究のようだ。

females mated first to relatively large males exhibited a reduction in egg deposition when subsequently paired with smaller males

とあるので大きいオス → 小さいオス の順に配偶すると、後で配偶した小さいオスでは産卵量が少なくなる。このことから、メスは最近の繁殖経験を記憶していると考えられる。オスの体サイズに対するメスの選り好みは産卵量の配分によって維持されているようだ。

また、大きいオスほど攻撃的でメスから卵をしぼりとってるんじゃなかろうかと攻撃性も考慮したけど、体サイズの違いと攻撃性は特に関係ないらしいので、性的対立の可能性はなさそう。

 

繁殖期間中に何度も産卵するような種類では、こういう産卵量のコントロールってわりと一般的に行われてそうな気がする。ところで、昆虫に比べて魚で性的対立の話ってあまり聞いたことがない気がする。体外受精が多いから、繁殖行動に干渉しにくいからだろうか?

マウスブルーダーテンジクダイ(オスが口腔で卵を保護する)では、フィリアル・カニバリズムが知られてるから、交尾と体内受精を行うカジカの仲間とかでは、どうなんだろう。

 

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