水槽と家具

イモとハエのあまーい送粉共生関係【生物学】

Posted on: 4月 20, 2011

沖縄に移ってきてから道路脇などあちこちで見かける、この植物。

どう見ても、サトイモ科の植物ですよね。
アクアリウムで使われるアヌビアスと似ていて、観葉植物にできそうな面白い葉の形をしてるなーと思ってました。クワズイモ(Alocasia odora)という名前だそうです。近縁種には、観葉植物として有名なものもあるとか。

先生の友人の方が本州からこのクワズイモの調査に来ており、ハエとクワズイモの共生関係について教えてもらいました。クワズイモの仲間は、花蜜を報酬として分泌することでハエを呼び、花粉を送粉してもらうようです。タロイモショウジョウバエというハエのグループらしいのですが、このイモの花粉を送粉する役割をになっているそうです。

ネットで調べてみると、北大の戸田先生と竹中さんの研究が見つかりました。これによると、東南アジアの熱帯地域では宿主となるヤシやモクレン、サトイモという分類群に対応する形で、タロイモショウジョウバエの種分化が生じており、花粉の送粉共生関係を通じた共進化が起こっています。また、ひとつの種類の花の雄花部分と雌花部分で別種が利用するという興味深いパターンも見つかっているそうです。

花は仏炎苞に覆われているくびれの下側が雌花で、上の方が雄花。
たくさんのハエが、群がってます。

花が終わって、既に実を付けている株もありました。

実の上の方に、ハエの蛹の抜け殻っぽいものが付いてます。

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