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台風9号の漂着魚、その1【生物学】

Posted on: 8月 9, 2011

台風9号による漂着魚をちまちま種同定してる。
前回の台風2号のときは、図鑑でざっと絵合わせをしただけで済ませたけど、今回はきちんとすべて検索図鑑で調べようと思っている。

まずは、分かりやすそうな大きなものから同定してみた。
サイズも十分あるし楽勝かと思いきや、これまで未見の分類群もいてかなり苦戦した。


奥の黒くて太いやつ、おそらくコクテンフグだと思う。
なんかこの目付きは好きだな。

クロハコフグの体表は本当に箱みたい。堅くてざらざらしている。
黄色い線がはっきりしたこの個体は、たぶんオス。 雌雄で若干、模様が違うらしい、

体色がまだはっきりしたオビブダイのオス。ブダイやベラの仲間は、死ぬと急速に色が悪くなってく上に鱗と身が柔らかいので、きれいな標本が得られることは少ない。

すっかり模様が抜けてるから、難しいけどオオモンハタじゃないかな。
分類の決め手にしたのは、尾鰭の後縁が白くなっているという点。

フエダイ科とフエフキダイ科の区別がまだつかない・・・それでも、これは分かる。特徴的な伸長している鰭を持つことから、イトヒキフエダイで間違いないはず。

ここまでは、わりとトントン拍子で進んだけど問題は以下の2種。

上の魚は、沖縄ではグルクンの名で有名なタカサゴと信じて疑わなかったのに、分類の決め手になる尻鰭の条数を何度数えても全然合わない、タカサゴの仲間じゃない。

総当り的にいろんな分類群のキーを調べたら、イトヨリダイ科と判明した。上はキツネウオで、下の体高がある方はヒトスジタマガシラだと思われる。自分の中でのイトヨリダイのイメージって、マダイを横に引き伸ばしたものだから、実物を見てもまったく合致しなかった。

こういうことが往々にあるから、一度は検索図鑑を引いて分類をきちんと確認しないとダメなんだよねえ。いやはや、良い勉強になった。

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