水槽と家具

台風9号の漂着魚、その3【生物学】

Posted on: 8月 17, 2011

台風9号による漂着魚の紹介、第3弾。

いい加減このネタ飽きた・・・でもまだ、標本瓶いっぱいに未同定の魚が転がってるし、拾ったからにはやらんと・・・自分自身を追い込むためにも、ブログ記事にします。

上はテンジクダイ科のアカネテンジクダイ・・・だと思う。
テンジクダイの仲間も熱帯域を中心に分布する大きなグループです。外見が似た種類が多くて、同定は難しい。しかも、鱗が剥がれやすいのか標本の状態が悪いので、なお困難。

下の黄色と紺のは、キンチャクダイ科のスミレヤッコ。

こんな感じで数cmサイズの小さな標本がたくさんあるので、同定するのにも一苦労。ピンセットで、鰭を伸ばして条数を1本1本数えてると目が痛くなります。

左の列は、上から順にハナゴンベ、シマキンチャクフグ、オビシボリ。分かりやすい。

真ん中の列、一番上はアカネテンジクダイ。その下は、ナイルティラピアの若魚。淡水性の外来種なので、川から流された? 一番下のハゼっぽい体型の魚は、アゴアマダイの仲間。アゴアマダイ・・・科名は知っていたけど、こいつも実物は初めて見る。

右側の列、自分でもノートと突き合わせないとよく分からない連中。
一番上はクロスジスカシテンジクダイ、その次は、ニシン目の魚ですが、よく分からないので詳しい人に問い合わせ中。3つめ、スミツキアトヒキテンジクダイ。4つめ、アカネテンジクダイ。5つめの尻尾がちょん切れてるのは、キンメダイの仲間。イットウダイ科ですが、種同定はできていません。

半分切れてる標本はたぶん、オカヤドカリの仕業です。海岸に漂着魚がごろごろ残ったまま腐ってないのは、彼らやカニが素早く処理してるからみたいです。

一見して分からない種類が続いたので、口直しを。
ハタ科のハナゴイです。 生時も蛍光ピンクの鮮やかな体色をしています。こういう見た目に特徴のある種類は、分類も比較的簡単だったりします。

乳白色の薄っぺらい物体・・・タンザクハゼ。
岐阜大学の向井さんのハゼ図鑑の項目を見る限り、生時はわりときれい。検索図鑑でもこの属の分類は詳細がのってないので、種名は不明。今回は全部で3種ほどうち上がっている

今回の個人的ガッカリ賞。

モンガラカワハギ科のナメモンガラの若魚。検索図鑑で、模様や体色に合致する種類が全然いなかったので、すわ日本未記録種かと期待してたのに、Triggerfishes (Balistidae) of the Eastern Pacific という本に若魚の写真として、そっくりさんが載っていた。

上はタンザクハゼの仲間、先にあげた写真のとはまた別種らしい。こっちのほうが、標本の状態が良くて生時の体色が少し残っている。その下は、モンガラカワハギ科のムスメハギ。

一つずつ解説する気力が尽きました。
紹介した標本はこれで、全体の6分の1くらい? になりました。先が長くて絶望しそうだけど、同じ種類がたくさん漂着しているはずなので、後半になるにつれ同定ペースは加速するはず。
がんばって早く片付けたら・・・おれ、海に泳ぎに行くんだ!(死亡フラグ

関連する記事

にほんブログ村 科学ブログ 生物学・生物科学へ
にほんブログ村

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

ページ

2011年8月
« 7月   9月 »
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

人気ブログランキング

人気ブログランキング

日本ブログ村

観賞魚ブログ
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。