水槽と家具

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京都水族館の写真その3。

大水槽を通過すると、珍しい種類や熱帯性の魚が個別飼育された展示コーナーがある。
その一角に、海産無脊椎動物も展示されていた。

イセエビと同じ仲間のニシキエビ

この写真だと大きさが伝わらないけど、体長は大人の腕くらいある。でかい

国内でも何カ所か飼育してるところがある、オウムガイ

生体を見るのは、初めてだったのでテンション上がった。

こやつら近い仲間のイカ・タコに比べると、圧倒的に動かない。背景が真っ黒なのもあって、ここだけずっと時間が止まっているかのように、ただ浮いてる。

ミズクラゲが大量に浮かんでいる水槽は、幻想的な光景。
ミズクラゲ自体は、決して珍しい生き物じゃないけど展示のセンスが光る。

これはたぶん、カサゴだったと思う。くりくりの目玉がかわいらしい

独特な体型のマツカサウオ。生体発光したりといろいろ特色があって、あちこちの水族館で飼育されてるんだけど、自分はいまいちこの魚の魅力がよくわからぬ。

イシガキダイが海藻にくるまって、泳いでた。
これ、ホンダワラかな?

展示をすべて抜けると、最後は喫茶スペースがあってその前は和風庭園になっていた。とはいえ、植栽された木は十分に育ちきってなく、棚田にはまだ何も植えられてない。オープンしたばかりの水族館でまだまだ未完成な部分もあるけど、一年くらいしたらまた遊びに来て変化を楽しむのも良さそうだ。

 

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京都水族館の写真その2。

今回紹介するのは、アクアリウムとしてはメイン展示になるはずの海水大水槽。
1 〜 2 階を吹き抜けにして作られてる水槽なので、開放感がある。

天井のライティングが良い感じ。タカサゴの群れが泳いでいる

水底にはハタ科の魚が何種か泳ぎまわる。上はクエで、下はアカハタかな?
大水槽はいろいろな魚がいるのを探してみて回るのが、楽しい。

他にもいたけど、写真に撮ったのはこれくらい。


水槽前で待っていると、館員のダイバーさんが餌を配って回ってた。
こういうアトラクション盛り込むのもアリかもね。

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台風2号の風で浜に打ち上げられた漂着魚の紹介第二弾。前回の記事もそうですが、種同定は、模様と形で大雑把にやってる程度なので、間違いあったらぜひご指摘ください。

まずは、スズメダイの仲間。模様だけでざっくり判断すると、左上のシマウマっぽい模様のは、ミスジリュウキュウスズメダイ。右上のは、ルリホシスズメダイ。残り4匹は全部同じ種類みたいだけど、なんだこれ。普通のスズメダイ?

今度は、テンジクダイ系。上2匹はたぶんヤライイシモチ、判断基準は体側の5本の線と尾鰭基部の黄色。一番下のは、なんだろ。やっぱり不明。テンジクダイは、日本産魚類検索 – 全種の同定を引いてきちんと分類のポイントを学ばないと、種類多くて全然わからん・・・。

一番上はクチバシあるし、ブダイの仲間、あとはベラ類だね。生鮮時はきれいな体色なんだろうけど、すっかりあせてしまってる。この辺も検索すれば種まで落とし込めそうな気はする。

キンメダイ目イットウダイ科ヒメエビス・・・じゃないかな。
この仲間は、背鰭の模様が分類のキーになるらしい。撮り終わった段階で知っても、後の祭り。全部背ビレは寝てます

タカサゴの仲間だと思うけど・・・初めて見る分類群なので、いまいち検討がつかない。詳しい人にあとで確認しよう。

フグと並んで、「魚」のイメージからかけ離れた姿を持つトゲウオ目の魚。一番上はへコアユ。こんな姿をしていても、ちゃんと背鰭・尾鰭・尻鰭・腹鰭の全部が揃ってるというのが驚異的。その下の2匹は、ヨウジウオの仲間。オイランヨウジとクチナガイシヨウジ・・・だと思う。

続いて変な形の魚第二弾、ハコフグ科のコンゴウフグ。
角あるし・・・上から見ると、UFOだし・・・本当、どうしてこうなった。

深海系のモンスターパニックのザコキャラで出てきそうな、デザイン。

こいつら、アシロ目のイタチウオも何種類か上がっていた。今回の漂着魚を収集してきた学生さんは、この仲間に大変こころを奪われていたようだけど、じっくり見ても自分にはいまいち良さが分からなかった。感性の違いだね、尾鰭が分かれてるようだからフサイタチウオの仲間かなあ。

この仲間は、分類的にもまだまだ混乱して未記載種も多いグループらしい。
熱帯の種多様性が高いっていうのは、生態学では耳タコな話題なんだけど。こうして見ると、やっぱ種数がハンパなく多い。しかも、高次分類レベルでの多様性が高いんだよなあ。目とか科レベルでも、まともに見たことないグループがごろごろ出てくるのが、すごく面白い。

次に台風が来たときには、ぜひ自分で浜に漂着魚を探しに行こうっと。

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台風2号が沖縄を直撃したせいで、昨日はひどい暴風雨でした。あちこち停電してるし、大学構内の木もバキバキ折れて、プチカタストロフ状態。

しかしまあ、物を壊しただけではなく、面白い置き土産も残してくれたみたい。となりの研究室の学生さんが、台風で浜に漂着した魚類を収集してきました。実物を見たことなかったサンゴ礁の魚類がごろごろ。

せっかくの機会なんで、ホルマリン固定して標本にする前に写真を撮らせてもらいました。

漂着した時点で、傷んでたので腐敗を防ぐため氷水へ入れてます。
パッと見ても色とりどりの模様がみえますね。

いきなりの大物、約20cmくらいのハナミノカサゴ。近縁種のミノカサゴとの見分け方は、尾鰭に黒い斑点模様があるかないかとのこと。

テンジクダイの仲間なのは間違いないけど、種同定の仕方が・・・どこを見れば良いのか、よくわからん。魚類検索図鑑を引いてみないと、判定できそうにないのでとりあえず今回は同定まではパス。

白黒のツートンカラーの模様から判断して、キンチャクダイの仲間のチリメンヤッコ。体高のある黄色い魚って、THE 熱帯魚って雰囲気ですよね。

画像がピンぼけになってしまってるのだけど、これはたぶんニシキヤッコの幼魚じゃないかと思う。

水玉模様が可愛らしいハタ科の幼魚。
白の水玉模様と黄色い胸鰭からナミハタだと思う。

これで半分くらい。続きはまた明日にでも・・・

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二ヶ月ぶりくらいですが、また美ら海水族館に行ってきました。新潟在住の妻が沖縄をはじめて訪れたからで、まあ定番の観光スポットくらい回ろうという感じです。

前回、あまり写真を撮らずに済ませたのですが今回は素材用に熱帯魚を撮ろうと思っていたにも関わらず、カメラを忘れてしまうという大ボケをかましてしまいました・・・幸い、妻もデジカメ持参だったので徴収して魚を撮りまくりました。

海水アクアリウムでも定番中の定番、ナンヨウハギ

ニモのモデルになったカクレクマノミ・・・ではなく、ハマクマノミ。白線の入り方が種間で違います。飼育下で繁殖できるらしく、水槽内にうじゃうじゃいました。

マングローブをイメージした水槽にいたのは、ヒメツバメウオ。ツバメウオと同じ仲間かと思ってたけど、全然ちがった。 ツバメウオはニザダイ亜目、ヒメツバメウオはスズキ目。

ベラ科のこの魚は種名がわからない・・・写真撮るのに夢中で名前を確認するの忘れてた。

前回もいたアオリイカと同じ個体か分からないけど、30cm近くに大きくなった立派な個体がいました。にょろにょろ

海水魚の色彩はまた、淡水魚にない魅力があるなあ。

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Plos one に掲載された論文の紹介

Temperature Influences Selective Mortality during the Early Life Stages of a Coral Reef Fish
Tauna L. Rankin, Su Sponaugle

Stegastes partitus, Adult (Bicolor Damselfish) / Smithsonian Institution
No known copyright restrictions(著作権制限なし)

スズメダイの仲間(Stegastes partitus)を材料にした研究。
野外集団を採集してデータを収集しており、16か月分、1500個体のデータから稚魚の成長に水温があたえる影響を明らかにしている。調査地はフロリダ、北緯24度なので、八重山諸島とほぼ同じくらいの緯度で気候は亜熱帯に属する。水温は20℃ 〜 28℃ と年間で約8℃ ばらつく。

スズメダイは孵化して、しばらくは浮遊期と呼ばれるプランクトン状態で過ごす。ある程度サイズが大きくなると、着底して親魚と同様の生活を始める。

この浮遊期の長さと水温が、稚魚の生存へ複雑に影響することが議論される。植物プランクトン量や風速も検討したが、成長との関係がはっきり示せたのは水温だった。

採集個体の耳石を調べ、成長速度や浮遊期の長さ、それらに対応する生存率を計算する(耳石には年輪状に成長が記録されている、参考:福井県水産試験場)。それらを簡単にまとめると、以下のような関係にあるようだ。

  • 成長速度 × 浮遊期間 = 着底時のサイズ(≒ 生存率)

着底サイズが大きいほど生存率は高い(これは夏でも冬でも変わらない)。
複雑なところは、成長速度と浮遊期の関係が季節によって逆転する点だ。

冬季は成長速度ができるだけ大きく、浮遊期が短い個体の生存率が高くなる。
夏季は中程度の成長速度を示す個体の生存率が低くなる(成長速度と生存率の関係が、中央が凹んだ二山になる)。また冬季とは反対に、浮遊期ができるだけ長い個体の生存率が高くなる。

まとめると、以下のようになる。

  • 【冬季に好まれる形質】 成長速度(高)    & 浮遊期間(短)
  • 【夏季に好まれる形質】 成長速度(高 or 低)& 浮遊期間(長)

最適な成長速度が水温によって変化するので、温暖化のように長期的な水温環境の変化が生じれば、この種の成長戦略は変化するだろう、と締めくくられる。

読み終わって気になったところは、耳石の大きさを使って稚魚期の成長速度を推定してる点(体サイズとの関係がよく分からない)。それと、成長速度と浮遊期の長さとの関係は、もう一歩踏み込んだ解析ができたら良いと思った。
議論では、成長速度と捕食リスクなどのトレードオフに焦点が当たっていたが、成長速度と浮遊期の長さの間には遺伝相関もあると思う。

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