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DP2sのレビュー、とりあえず飼育魚を撮る 【アクアリウム】
Posted 5月 15, 2010
on:なんだかんだ文句を言いながら、買ってしまったSigma のDP2s を今回は紹介
製品の外観
付属品一覧。
カメラ前面は本体からレンズがにょっきり飛び出す。「コンパクト」ではないけど、カメラらしい「ごつい」フォルムは嫌いじゃない・・・あ、でも本体はプラスチックなので傷つきやすいかも。
背面はこんな感じ。
右肩には、マニュアル・オート・動画を切り替えるダイヤルと焦点調節のダイヤルがある。
0.4とか数字が振ってあるのがそれね、シャッターに指をかけながら焦点をいじれて便利。店頭で初めて触ったときは銀塩でもないのに何故フィルムを巻き取る必要があるんだろうと盛大に勘違いしたけどね。
前に文句を少し垂れたけど、UIはかなりシンプルなデザイン。
実際に写真を撮ってみる
これまで使ってたデジカメと、どこが違うか比較するために同じ構図でギギを撮ってみた。
上 Canon IXY digital 70
下 Sigma DP2s
素人目にも分かった違い、
- ピントを合わせたところ以外のボケ味
- 色彩の階調がはっきり出る(特に黒は顕著)
- 実際に目で見えた色に近い色味になる
いくつか写真を撮って驚いたのは色の鮮やかさ。そこが、DP2sの売りでもあるけど23万画素の液晶で見ても明らかにこれまでのコンデジとの違いが分かる。
でも、まだぜーんぜん使いこなせない。
でも今後、撮影技術が成長することを期待して記録を残しておく
魚にピントを合わせるのに苦労する。
撮影時の距離感覚をつかめるともっと改善すると思うけど、今はこの辺で限界。
接写の機能はないので(最短28cm)、エビやプレコを接写するには向かないかも。
アクセサリーのクローズアップレンズを買う必要がある?
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邦題:統計学を拓いた異才たち 経験則から科学へ進展した一世紀
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