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沖縄の両生・爬虫類、その2【生物学】
Posted 9月 12, 2011
on:やんばるでの両生類・爬虫類の観察実習の残り。今回は両生類。
自分で撮ってなんだけど、どこにいるか分からん・・・ピントも合ってないし。一応、真ん中にヒメアマガエルが写ってます。
こちらは、リュウキュウカジカガエルのペア。上に乗った黄色い方がオス
この仲間は、甲高い声で鳴く。近縁種にあたる本州のカジカガエルは、江戸時代にはスズムシのように鳴き声を楽しむために飼育されていたそうな。
沢伝いに歩いてると、水中に潜っているのを見かけた。
このナミエガエルは、握りこぶしよりも大きい立派なサイズの個体。
県指定の天然記念物だが、指定以前は薬用など食用にされていたらしい。
ホルストガエル、これも結構でかかった。本州のダルマガエルよりまだ一回り大きい。沢の砂地にすり鉢状の穴を掘って産卵する習性がある。今回はそれらしい穴は見つけたけど、オタマジャクシは見られなかった。
沖縄に分布する両生類には、他にもシリケンイモリやイボイモリが分布している。シリケンイモリは2回見かけたのに、撮影するのを忘れてた・・・今度、見つけたらまた撮影しよう。
オマケ
沢で見かけたホウオウゴケの仲間。
今回、歩いた沢は、倒木+石+コケ+シダと天然のアクアテラリウムが形成されてました。上のような株がゴロゴロ生えていて採集するか悩みましたが、今回は見送りました。昼間に歩いてれば、風景も撮ってこれたんですけど。
あいにく両爬が出歩く夜に行ったので、上のようなマクロ写真で限界です。
沢の中は、テナガエビとヤマトヌマエビがうようよ。沖縄には多くの種類のエビが分布してるので、いずれはそれらも採集して撮影したいと思います。エビの同定も今は全然できないので、これを機会に勉強したいですな。
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